px→%変換ツール
ピクセルをパーセントに瞬時に変換。レスポンシブデザインの構築を簡単に。
(600px ÷ 1200px) × 100 = 50%
親要素の幅(ピクセル値)
使い方
3ステップでピクセルをパーセントに簡単変換。レスポンシブWebデザインに最適です。
親要素の幅を入力
コンテナ幅(px)を入力します。これが計算の基準値になります。
ピクセル値を入力
変換したいピクセル値を入力。整数・小数どちらも対応しています。
パーセント値を取得
パーセント値が自動計算されます。結果をコピーしてCSSに貼り付けるだけです。
pxと%の違い
レスポンシブデザインにおけるピクセルとパーセント単位の違いを理解しましょう。
ピクセル(px)
○ 固定サイズ
絶対単位で、親要素のサイズに関係なく同じサイズを維持。200pxは常に200px。
× 柔軟性が低い
異なる画面サイズに適応しないため、レスポンシブ対応が困難。
使用場面
ボーダー、固定幅要素、精密な制御が必要な箇所。
パーセント(%)
○ 親要素に対する相対値
親要素の幅に対して相対的に計算。親が1200pxの場合、50%は600px。
○ 可変レイアウト
コンテナサイズの変化に自動対応。レスポンシブデザインに最適。
メリット
メディアクエリなしで、異なる画面サイズに自動適応。
px→%の変換式
% = (px ÷ 親要素の幅) × 100
親要素の幅 = コンテナ幅(px)
例: 600 ÷ 1200 × 100 = 50%
例: 300 ÷ 1200 × 100 = 25%
例: 900 ÷ 1200 × 100 = 75%
計算例
1. ピクセル値を確認 → 400px
2. 親要素の幅を確認 → 1200px
3. pxを親要素の幅で割る → 400 ÷ 1200 = 0.3333
4. 100を掛ける → 0.3333 × 100 = 33.33%
結果:400px = 33.33%(1200pxコンテナ内)
px→%変換表
よく使われるピクセル値のパーセント変換表。コンテナ幅別にまとめています。
親要素: 1200px
| ピクセル | パーセント |
|---|---|
| 100px | 8.33% |
| 200px | 16.67% |
| 300px | 25% |
| 400px | 33.33% |
| 500px | 41.67% |
| 600px | 50% |
| 800px | 66.67% |
| 900px | 75% |
| 1000px | 83.33% |
| 1200px | 100% |
親要素: 1000px
| ピクセル | パーセント |
|---|---|
| 100px | 10% |
| 200px | 20% |
| 250px | 25% |
| 300px | 30% |
| 400px | 40% |
| 500px | 50% |
| 600px | 60% |
| 750px | 75% |
| 800px | 80% |
| 1000px | 100% |
親要素: 800px
| ピクセル | パーセント |
|---|---|
| 100px | 12.5% |
| 200px | 25% |
| 240px | 30% |
| 300px | 37.5% |
| 400px | 50% |
| 480px | 60% |
| 500px | 62.5% |
| 600px | 75% |
| 640px | 80% |
| 800px | 100% |
ポイント:変換表の活用法
この表はレスポンシブレイアウト構築時のクイックリファレンスとして活用できます。パーセント値は親要素の幅に対して相対的であることを忘れずに。カスタム値の変換には上部のツールをご利用ください。
CSSコード例
実際のレスポンシブデザインでの活用例を紹介します。
× 固定幅(px)
.container {
width: 1200px;
margin: 0 auto;
}
.sidebar {
width: 300px;
float: left;
}
.main-content {
width: 900px;
float: right;
}固定幅レイアウトは異なる画面サイズに適応できず、小さなデバイスで横スクロールが発生する可能性があります。
○ 可変幅(%)
.container {
width: 100%;
max-width: 1200px;
margin: 0 auto;
}
.sidebar {
width: 25%; /* 300 ÷ 1200 = 25% */
float: left;
}
.main-content {
width: 75%; /* 900 ÷ 1200 = 75% */
float: right;
}可変レイアウトは比例的にスケールし、あらゆるコンテナ幅に適応。レスポンシブデザインに最適です。
3カラムグリッド
/* 親コンテナ: 1200px */
.grid-container {
width: 100%;
max-width: 1200px;
}
.grid-item {
width: 33.33%; /* 400 ÷ 1200 = 33.33% */
padding: 15px;
box-sizing: border-box;
float: left;
}各カラムはコンテナの正確に3分の1を占め、親要素の幅に自動的に調整されます。
レスポンシブ画像
.article-container {
width: 100%;
max-width: 800px;
}
.featured-image {
width: 100%; /* 親要素の全幅 */
height: auto;
}
.image-caption {
width: 87.5%; /* 700 ÷ 800 = 87.5% */
margin: 0 auto;
padding: 10px 0;
}画像はコンテナに合わせてスケールし、キャプションは最適な読みやすさのために比例的な幅を維持します。
注意:よくある間違い
box-sizingの設定忘れ
パディング・ボーダーを含むパーセント幅を使用する際は、box-sizing: border-boxを必ず設定し、レイアウト崩れを防ぎましょう。
親要素の高さ未定義でのパーセント高さ使用
パーセント高さは、親要素に明示的な高さがある場合のみ機能します。垂直方向のサイズ指定には、vh単位またはflexbox/gridの使用を推奨します。
単位の不適切な混在
すべての兄弟要素の幅の合計が100%以下になるように注意し、折り返しを防ぎましょう。
端数処理の問題
33.33% × 3 = 99.99%(100%ではない)。正確な計算にはcalc()を使用:width: calc(100% / 3)
使い分けガイド
pxとパーセントを適切に使い分けることが、効果的なCSSコーディングのポイントです。
○ パーセントを使用する場面
- •可変グリッドレイアウト・カラム幅
- •レスポンシブなコンテナ幅
- •親要素に合わせてスケールする要素
- •マルチカラムレイアウト
- •画面サイズに適応するデザイン
× ピクセルを使用する場面
- •ボーダー幅
- •ボックスシャドウ・アウトライン
- •固定サイズのアイコン・画像
- •フォントサイズ(rem/em推奨)
- •スケールさせたくない要素
よくある質問
px→%変換ツールとCSS単位に関する一般的な質問をまとめました。
pxをパーセントに変換するには?
計算式:% = (px ÷ 親要素の幅) × 100
例:1200pxコンテナ内の600px要素
600 ÷ 1200 × 100 = 50%
本ツールはこの計算を自動で行います。
なぜpxではなくパーセントを使用するのですか?
パーセント単位は異なる画面サイズに自動適応する可変レイアウトを作成できます。
pxをパーセントに変換すると、要素が親コンテナに比例してスケール。モバイル、タブレット、デスクトップビューで要素が自動調整されるレスポンシブWebデザインに最適です。
親要素の幅とは?
親要素の幅 = 包含要素の幅(px)
例:1200px幅のコンテナ内でdiv要素の幅を設定する場合、親要素の幅は1200px。
パーセント値は親要素に対して相対的:
• 1200pxコンテナの50% = 600px
• 800pxコンテナの50% = 400px
高さにパーセントを使用できますか?
使用可能ですが、幅とは動作が異なります。
パーセント高さの条件:親要素に明示的な高さ設定が必要
親要素の高さがautoの場合、パーセント高さは機能しません。
垂直方向のサイズ指定には、vh単位またはflexbox/grid の使用を推奨します。
パーセントとvw、どちらを使うべきですか?
パーセント(%):親コンテナに対して相対的
→ ネストされたコンポーネント、グリッドレイアウトに最適
ビューポート幅(vw):ブラウザウィンドウ全体に対して相対的
→ 全幅セクション、画面サイズに応じてスケールするタイポグラフィに有用
パーセントをpxに戻すには?
計算式:px = (% × 親要素の幅) ÷ 100
例:1200pxコンテナの50%
(50 × 1200) ÷ 100 = 600px
この逆変換は、パーセントベースのレイアウトから正確なピクセル値を求める際に便利です。
親要素の幅が未指定の場合は?
CSSでは、明示的な幅未設定の場合、ブロックレベル要素はデフォルトで親要素の幅の100%になり、最終的にブラウザのビューポート幅まで遡ります。
正確な変換には、親コンテナの実際の計算幅を特定する必要があります。ブラウザの開発者ツールで要素を検査し、計算された幅の値を確認してください。
CSS calc()をパーセントと併用できますか?
可能です。CSS calc()関数はパーセントと併用すると非常に便利です。
例:width: calc(50% - 20px)
単位を混在させて、固定スペーシングを持つ柔軟なレイアウトを作成可能。ガター付きグリッドシステムやパーセントベースレイアウト内での精密なピクセル調整に特に有用です。
box-sizingはパーセント幅にどう影響しますか?
box-sizing: content-box(デフォルト):
パーセント幅はコンテンツのみに適用され、パディング/ボーダーが追加されるため、レイアウトのオーバーフローを引き起こす可能性あり。box-sizing: border-box:
パーセントにパディングとボーダーが含まれ、計算が予測可能に。
パーセントベースのレスポンシブレイアウトには、常にborder-boxの使用を推奨します。
関連ツール
PX → EM
ピクセルをEM単位に変換
親要素のフォントサイズに相対的
PX → REM
ピクセルをREM単位に変換
16px = 1rem (デフォルト)
PX → PC
ピクセルをパイカに変換
1pc = 16px (96dpi)
PX → PT
ピクセルをポイントに変換
1pt = 1.33px (96dpi)