PXからEM変換ツール

計算が苦手でも簡単にpxをemに変換できる無料CSSツール。親要素のフォントサイズを基準に自動計算し、レスポンシブデザインやアクセシビリティに最適な単位変換を実現します。

ブラウザのデフォルトフォントサイズは通常16pxです

px
em

変換式:

16px ÷ 16px = 1em

PXからEM変換ツールの使い方 - 3ステップで簡単計算

CSS単位変換が初めての方でも安心。このツールを使えば、デザインデータのpx値を簡単にem単位に変換できます。親要素のフォントサイズを基準とした相対単位emは、レスポンシブデザインやアクセシビリティ対応に欠かせません。計算式は「px値 ÷ 親要素のfont-size = em値」です。

1

変換したいpx値を入力

デザインデータやIllustratorで指定されているピクセル値を入力欄に入れます。整数だけでなく小数値にも対応しているため、 フォントサイズ、余白、幅などあらゆるCSS数値の変換計算が可能です。

2

親要素のフォントサイズを指定

親要素(コンテナ)のfont-sizeを設定します。デフォルトは標準的な16pxですが、 実際の親要素に合わせて変更できます。この値が計算の基準となり、「1em = 親要素のfont-size」として機能します。

3

計算結果のem値を使用

自動計算されたem値をコピーしてCSSコードに貼り付けるだけ。相対単位emを使うことで、 親要素に応じてスケールするレスポンシブなデザインと、ブラウザのフォントサイズ設定に対応したアクセシブルなサイトを実現できます。

em単位とは?なぜpxからemへの変換が必要なのか

emは、CSSで使用される相対単位の一つで、親要素のfont-sizeを基準として計算されます。 例えば、親要素のフォントサイズが16pxの場合、1em = 16px2em = 32pxとなります。

pxは絶対単位で固定されたサイズですが、emは親要素に応じて柔軟にスケールする特徴があります。 これにより、コンポーネント単位でサイズ管理ができ、親要素のフォントサイズを変更するだけで、 子要素全体を比率を保ったままリサイズできます。

また、ユーザーがブラウザのフォントサイズ設定を変更した際にも、em単位で指定した要素は適切にスケールするため、Webアクセシビリティの向上にも貢献します。視覚障害のあるユーザーにも配慮した、 ユニバーサルデザインの実現に欠かせない単位です。

px単位とem単位の違いと使い分け

pxピクセル(絶対単位)

  • 固定サイズで指定したい場合に最適
  • ボーダー、アイコンなど精密な制御が必要な要素
  • ユーザーのフォントサイズ設定の影響を受けない
  • デザインデータとの対応がわかりやすい

emイーエム(相対単位)

  • 親要素に応じて柔軟にスケールする
  • フォントサイズ、余白など相対的なサイジングに最適
  • ユーザーのアクセシビリティ設定に対応
  • コンポーネント単位の一括サイズ変更が容易

実用的なpxからem変換の例

例1: フォントサイズの変換

親要素が16pxの場合、18pxのフォントサイズをemに変換すると:

計算式: 18px ÷ 16px = 1.125em
CSS: font-size: 1.125em;

例2: 余白(margin/padding)の変換

親要素が20pxの場合、24pxの上下余白をemに変換すると:

計算式: 24px ÷ 20px = 1.2em
CSS: margin: 1.2em 0;

例3: ボタンのパディング設定

親要素が16pxの場合、12px × 24pxのパディングをemに変換すると:

計算式: 12px ÷ 16px = 0.75em, 24px ÷ 16px = 1.5em
CSS: padding: 0.75em 1.5em;

よくある質問(FAQ)

Q. 1em は何pxですか?

A. 1emのピクセル値は親要素のfont-sizeによって変わります。一般的にブラウザのデフォルトは16pxなので、 親要素でフォントサイズを指定していない場合は1em = 16pxとなります。 親要素が20pxなら1em = 20px、親要素が14pxなら1em = 14pxです。

Q. pxとemはどちらを使うべきですか?

A. 用途によって使い分けるのが最適です。ボーダーやアイコンなど固定サイズが必要な要素にはpxフォントサイズや余白など親要素に応じてスケールさせたい要素にはemを使用します。 アクセシビリティを重視する場合は、emやremの使用を推奨します。

Q. emとremの違いは何ですか?

A. emは親要素のfont-sizeを基準とし、remはルート要素(html)のfont-sizeを基準とします。 emはネストが深くなると計算が複雑になりますが、remは常にルート基準なのでシンプルです。 グローバルなタイポグラフィにはrem、コンポーネント内の相対的なサイジングにはemが適しています。

Q. 小数点以下は何桁まで指定すべきですか?

A. 一般的には小数点以下2〜3桁が実用的です。例えば、14px ÷ 16px = 0.875emや、 18px ÷ 16px = 1.125emのように指定します。精密すぎる値(0.8750000em)は可読性が下がるため、 適度に丸めることをおすすめします。

Q. レスポンシブデザインではどちらが有利ですか?

A. emやremの方がレスポンシブデザインに適しています。親要素やルート要素のフォントサイズを メディアクエリで変更するだけで、関連する全ての要素が比率を保ったままスケールします。 pxは個別に値を調整する必要があるため、メンテナンス性が低くなります。

関連ツール

PX → REM

ピクセルをREM単位に変換

16px = 1rem (デフォルト)

PX → PC

ピクセルをパイカに変換

1pc = 16px (96dpi)

PX → PT

ピクセルをポイントに変換

1pt = 1.33px (96dpi)

PX → MM

ピクセルをミリメートルに変換

1mm = 3.78px (96dpi)

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